奥が深い

神話や伝説、絵本で読んだことのあるような設定にも見えて、オリジナリティにあふれている。 呪いというか、不思議な力が暗躍していて、結構重いというか、ドロッとしそうなところもあるのに ほのぼのとした絵柄とコミカルなテンポに中和されて心地よく読み進むことができる。 なんとも不思議な物語。 前作の天狗の子~もシリアスとほのぼのが心地よく混在していたので、 素晴らしいバランス感覚で物語を紡ぐことができる作家さんなのだと思いました。 生き物の国を訪れた獣使い。国中の人間が獣になってしまった中、 外交官を探しに行った先に立ちはだかる存在あり。 あの謎の存在も勿論暗躍しているのですが、あの人も人との触れ合いから変化していきそうです。 不思議な力に導かれるようにあっという間に読了。 謎は深まるばかりだけれど、読む楽しみも増すばかり。 全兄弟がそれぞれの国に赴いた後に最終決戦があるとしたら(あの人の変化によってはどうなるかわからないけれど)、15巻前後になりそうかな? 何があるかわからないので気が早いか。 とにかく続きが楽しみなシリーズです。