納得の一冊

仕事で、睡眠時間が短かった翌日(明日、眠気に襲われ身体が疲れて、仕事の効率が落ちるのではないか。)との不安が常にあり、その解消がしたくて、本書を手に取りました。 今の睡眠に対する「常識」が覆る事例が紹介されており、ショートスリーパーになるための具体的なレッスンが書かれています。 私が最も納得したのは、126ページのルールブレイクの内容でした。(本書では二度寝のこと) 短眠とは、人間の自然な身体活動そのものであり、現代社会の便利と思われているアイテム(本書では目覚まし時計やスヌーズ機能)などで、一時的に失われているだけで、人間に本来先天的に備わっている機能なんだと、理解することができました。 ルールブレイクの例は、私達の周りでいろいろな場面で確認され始めています。 私は医療関係者なのですが、おむつで排泄しましょうと言われた患者様は、一日目は「とてもできない」とおっしゃいますが、一度でもできたら、その後は当たり前のように、おむつの中で排泄ができるようになります。 また紙オムツが手に入りづらい国の海外の赤ちゃんは、オムツが半年から一年以内に外れるのが当たり前で「日本の子は3歳までオムツが外れないなんて。病気なの?」と心配されたことがあります。 男性の方には申し訳ない記述になりますが、女性の月経は、生理ナプキンが登場する前は、排泄と同様に、自分でコントロールできるのが当たり前で、漏らすということはなかったのです。 それが今は、どうでしょうか。。 便利とされるアイテムは、もちろん活用したら良いと思います。 しかし、人間は自分の身体機能について「ルールを破ってもいいんだ」と思うことで、本来備わっていたはずの機能が減退することが、他の場面でも確認されています。 筆者のされている短眠カリキュラムの名前が「Nature sleep」という意味が、理解できました! 自然ということですね! これからの時代は、人間本来の持つ機能や力に着眼し、健康法が激変していくだろうと、医療関係者の端くれとして、感じておりました。 睡眠の分野でもそこに繋がるものと出会うことができ、心から嬉しくワクワクしております。 みなが新しい(と思われてますが、ほんとは原点回帰?!)健康知識を得ることで、健康で幸せになり、経済も栄える世の中になればと思います。