真鍋先生の作品を愛読しており、こちらの作品も一巻から順に熟読させて頂いております。待望の新刊を発売日に拝読できたことを、先に御礼申し上げます。内容につきましては、戻れぬ道を行く方を見届ける気持ちでございます。しかし、一度はそばを離れた方と語り明かす日があったようで、真鍋先生ならではの救いもございまして、重厚な作品として仕上げる技術に感嘆しております。一国民として、ここまで書いて宜しいのかと疑義を抱きつつ、書かねば光へ進まぬという悩ましさも読み取ります。おもしろいのではなく、人のさもしさを知り、自分は「そういう人がこの世にいる」と覚悟を迫られる大作です。個人的には、真鍋先生の自筆によるお言葉。読み終えた後に帯に書かれたお気持ちが、なんでもない日常を懸命に生きると知らされ、涙しました。今作も、素晴らしかったです。真鍋先生、応援させて頂いております。長々と、失礼致しました。