名作にして新・古典なラブストーリー。だけでなく、SF好きやサスペンス物が好きな人が観ても存分に楽しめる良質なエンタメ作でもあることが重要。名演を見せてくれた故パトリック・スウェイジのご冥福を祈りたい。 色々と残念なイメージがついちゃったデミ・ムーアさんだけど、この作品での彼女は本当に魅力的で美しく、存在感も演技も絶品。 そして、何と言っても最大の功労者=オスカー受賞のウーピー・ゴールドバークの名演がこの作品を大ヒット作に導いたといって過言ではないはず。コメディリリーフですが、その存在感、シリアスもこなせる演技力の高さが作品を大いに盛り上げてくれる。 でもまぁ、この作品で最も異彩を放つのは、これまでにZAZトリオとして「日本のドリフターズのコント」のようなコテコテなコメディ映画を作りだしてきたザッカー監督が、唐突にジャンル違いにもほどがあるこの作品のシナリオに惚れ込み、自身の特異ジャンル=コメディを抑えに抑えて純粋なラブストーリーとして仕上げたこと。まさかあの「裸の銃を持つ男」を作った監督が、これを作ったとは信じられないと誰もが思うはずで、それを実行に移す大手スタジオの英断も、成功の秘訣の1つではあるかと。