情愛とユーモアあふれる父さんの手紙です。

父さんの手紙の取り入れ方がとてもいい。 手紙の文中のイラストを各章のイラストとして生かして、書かれている現実はせつないほど厳しいのに、そのイラストで救われる。 第二次大戦がはるか昔のことになってしまった今に生きる子ども達に、あの当時のドイツを中心とした民族主義と宗教的背景をもつユダヤ人への理不尽な差別はなかなか理解できないだろうが、この本を読むとその時代に知恵をしぼって、助け合った人達がいたことがひしひしと伝わる。