サバクトビバッタに惚れ込んだ男の孤軍奮闘な研究成果を、私生活の吐露を息抜きに盛り込んだ「熱い」本である。著者の情熱による火傷に注意。
「新しい研究分野を開拓すれば、二流の研究者でも一流の論文が書ける」(江崎玲於奈)風に謙遜しているが、どうしてどうして。良き師匠に廻り合い、通説を変えていく物語は、科学の世界で勝負しようとしている者へは良き参考となるであろうし、そうでない者には、どんな戦いが科学の世界で繰り広げられているのかを垣間見ることが出来るであろう。飛ばし読みも出来る構成となっているが、満載の図表の全てを理解しようとすれば、前書きで語っているコッテリどころか一部はドロドロに近い(か)。良い映画は3回観て理解せよと言われるが、3回読むに値する本である。
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