宗教者の小賢しさが知れる良本

親鸞の絶対他力の考え方を、人間の「小賢しい思慮」などを否定すること、と曲解していき、国家権力にすり寄った宗教者の小賢しさがよくわかり、宗教思想の果たす怖さ、そして体制に随順しようとする人間群の恐ろしさが理解できる。揺れ動く現代において、我々一人一人の視座がどこにあるのかを顧みさせてくれる良本だと思います。