源実朝と御台所の信子の惹かれ合う様子を、和歌などの言葉の力にことよせて描かれています。 史実ではありますが、公暁の暗殺の場面は結果が分かっていても心が痛みました。 どの人物も悲しい過去を背負いながら、互いに行き違うところがあります。 悪役になりがちな人物も哀れに思われ、登場人物に対する作者の優しい目線が感じられます。