「人権」という概念も、その扱い方も難しいと思う。しかし、私たちはあまりにも国際人権という分野における「日本の姿」を知らないのだとこの本を読んで思った。藤田早苗さんの実体験として、これまで日本政府が国際人権に対してどのように取り組み、またどのように国際社会から見られているか、市民団体や専門家の方々がいかに声をあげ続けてきたのか、この現実を知るだけで異なる日本の姿が現れ、また新しい世界の見え方もできるという意味で大変意味のある内容だと思う。