妊娠・出産は当たり前ではなく奇跡

つい1週間ほど前に、妊娠24週の我が子が「子宮内胎児死亡」と診断され、産声のない出産をしました。死産を経験して、同じような経験をした方の話が知りたいと思い、この本を読みました。 妊娠・出産のリアルが書かれている本です。死産の経験を綴っているだけではなく、その周りで支えてくれた方々の関わりも書かれています。 「傷つく言葉 支える言葉」は、その通りだなと思いました。当事者でないと本当の辛さや悲しみは分からないと思っていました。でも、その気持ちに寄り添ってくれる人がいることで救われます。 私は出産後に、助産師さんが亡くなった我が子に対して、元気に生まれてきた子どもと同じように接してくれました。家族写真を撮ってくれて、数少ない我が子との思い出を残せました。 妊婦に「安定期」などありません。お腹に宿っている小さな命が無事に生まれる保証はなく、死産は誰にでも起こるものだと知ってほしいです。 インターネットは便利だけど、その情報を鵜呑みにする恐ろしさも知りました。本当の、生の情報を選んでいくことが大切です。この本には、不育症のデータが記載されていたり、死産後のことにも目が向けられていて、少しずつ先のことも考えるきっかけを与えてもらいました。 子どもを授かること、元気に生まれて育ってくれることは、当たり前じゃなくて奇跡。 子どもが亡くなる悲しいニュースを見るたびに、命の尊さを知ってほしいと思います。 「生まれてきてくれてありがとう。あなたがお母さんを選んでくれたことが一番嬉しいんだよ。」