この本だけでは分からない
序章で著者が書いているように、この本だけではエヴァンゲリオンの解説本として成立していない。
大瀧啓祐著「エヴァンゲリオンの夢」(東京創元社)
この本が解説本として完成度が高いものとして位置付け、本書は大瀧氏の著作の誤りを正す形式でエヴァンゲリオンの世界を解説している。従って、解説の大筋については省いている。
結果的に、大瀧氏の著作を読まざるを得なくなります。
しかし、著者のエヴァンゲリオンを理解しようとする熱意は、すごく伝わってきます。しかも思い込みではなく、根拠をしっかりと示して解説しています。
エヴァンゲリオンの世界観を理解したいと感じた方にはお奨めできるものです。
著者の文章は、癖があります。決して誰にも読みやすいものではありません。
頭がキレる方(実際に東大卒)の文章についていくのは苦労しました。
最後に、エヴァンゲリオンは、制作者が世界観を曖昧にしている部分が大過ぎです。この本を読んで、そのことがよく理解できました。この本を読んでいて、エヴァの制作者に対して苛立ちを感じることが多々ありました。
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