未曾有の被害をもたらした東日本大震災が、「生きる」ということについて、この国の幾多の課題を顕在化させた。その根幹ともいえる「人、社会、家族との断絶」という日本の暗部に長年向き合い、学びとともに闘い、歩みを進めてきた奥田氏の信念に最大限の敬意を表したい。聞き手の茂木氏の感性も素晴らしく、尊敬の念を抱いた。より多くの人に読んで貰いたい名著である。