美しい本です。購入後に、直近に著者の海野さんのご逝去があったことを知りました。金彩をあしらった表紙カバーやカイ・ニールセンの作品など豊富な図版に目が引きつけられましたが、何よりもまず、キリスト教化によって北欧神話が失われ集められた経緯やギリシア・ローマ神話との比較などの論考に惹かれました。普及版で図版を楽しめる本であるとともに、知識欲をも満たしてくれる良書でした。