「自分って何?」の答えは、聞き手に自己を物語る中で形成される。〈自分〉を見つめ直し、たしかな生き方をつかむ方法を説く。
〈自分〉は発見されるのではない。
それは聞き手との語り合いの中からつくられるーー
人生の意味というものは、どこかに転がっていたり、埋もれていたりするものを、そのまま拾ったり掘り起こしたりして見つかるといった類のものではない。自分なりの解釈のもとに自己を語り、聞き手の解釈を理解する努力をし、その聞き手の理解の枠組みからもわかってもらえるように工夫しながら語り直し、再び聞き手の反応を確認する。こういった作業の積み重ねの中で、自分が経験してきたことがらの意味が、ひいては人生の意味が、知らず知らずのうちに生み出されているのである。--本書より
1章 自分がわからないーー物語不在の時代
1 「自分さがし」の時代
2 アイデンティティを支える物語
3 生きる筋書きのない時代
2章 自己物語はアイデンティティをつくる
1 物語としてのアイデンティティ
2 自己物語が変わると、世界も変わる
3 自己物語は独りよがりではない
3章 自己物語は聞き手によって形成される
1 語ることと聞くことの意味
2 カウンセリングは語りの場
4章 アイデンティティは語った言葉に左右される
1 語ることが自己をつくっていく
2 言い訳も自己物語に影響する
5章 自分をかえたいときーー聞き手を変えれば自分も変わる
1 「自分」は変えられるか?
2 「自分」は変えることができるーーどのようにすれば?


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