多くの大人たちに読んでもらいたい本

石川遼くんがプロ宣言をするまでの話を、父親側の視点で書いた本である。 しかし「父親の視点」とはいえども、父・勝美氏は「子供の視点」にきちんと目線を合わせている。 「自分の息子はどう考えているのか」 「どこへ行きたいのか」 「何をやりたいのか」 基本的に、子供の目線に合わせている。 だからといって、100%子供の言いなりになるわけではなく、その「サジ加減」が非常に上手い。 決して『お金で苦労しました』とかありがちなお涙ちょーだいの本ではないところが高く評価できる。 もちろん、バブル期に購入してしまった住宅ローンなどや、住宅環境などで、困ったと捉えることもできるが、 父・勝美氏は「プラス思考」だ。 住宅ローンはあっても、この家があるから、子供たちを育てられたと考えている。 ゴルフの本というよりも、多くの大人たちに読んでもらいたい本である。 ご両親ともに、お子さん達の個性を重視しているところに、非常に好意を持った。