繰り返し読むべき本であろう

桜の表紙がパッと目を引く表紙、文字は大きめで読みやすく、難しい言葉には、すぐ下の欄外に注釈があって、丁寧である。 最初、パラパラとページをめくった印象では、専門書のように難しそうな感じであったが、実際に読み進めると、日常の具体事例や、少し笑える小話も織り交ぜられ、意外に読みやすかった。 著者は、親鸞聖人の専門家であり、親鸞聖人の言葉を中心に、さまざまな仏教の言葉が掲載されているので、はじめての人には少し敷居が高いかもしれない。 この本は「2」なので、やはり「1」から読むことをお勧めしたい。 「1」の『なぜ生きる』は、「苦しくとも生きねばならぬ理由は何か?」の疑問に、親鸞聖人の教えによって解答が示されている、という内容であった。 親鸞聖人は、人生の目的は「大悲の願船に乗り、絶対の幸福になること」であると教えられているのだが、「どうすれば乗れるのか?」の読者の疑問には、残念ながら紙幅の都合で、答えるゆとりがなかった、と「あとがき」には記されていた。 それが、今回の「2」は、読者から多く寄せられた「どうすれば大悲の願船に乗れるのか?」の質問に、親鸞聖人の教えで答えたものだという。 深い内容であり、一度読むだけで理解することは難しい。そもそも仏教という教えが深いものであるから、初めからそのつもりで、繰り返し読むものなのだろう、と思った。