『源氏物語』に出てくる、平安時代の貴族の生活(衣食住・風俗・習慣など)のさまざまな項目について、体系的に分類・整理し、約600点の図版を交えて解説したもの。 普通なら1冊の資料で調べることは困難な幅広い分野にわたってカバーしており、マニアックな項目も多い。 文章だけでは理解しにくいものも、図解することによってわかりやすくしようという工夫が見られる。 ただし、あくまでも「源氏物語」を主眼に置いた解説であるため、源氏物語に登場しないものについては、比較的重要な事物でも割愛されているものも多い。 (たとえば、内裏の殿舎の解説に後宮の七殿五舎が全て載っている訳ではない、など) その点が少し残念だが、源氏物語を読み、理解するめには非常に有効な資料といえる。