秋田文庫版との比較

1巻には「発端の巻」~「ばんもんの巻」が収録されています。 . 以下は秋田文庫版との比較です。 . ■講談社版の紙は薄めのコミック紙といった感じで、少しざらっとした感触です。秋田文庫版の方がわずかに紙が厚く滑らかです。 ■印刷は個体差があるのかも知れませんが、黒が真っ黒ではなく少し白っぽくかすれた感じで、それゆえ線がにじんだように見えます。またベタ部分も線が入っていたり変にグラデーションぽくなっていて、均一な黒ではありません。印刷に関しては秋田文庫版の方が圧倒的にシャープで綺麗です。 ■秋田文庫版には各巻頭に9頁のカラーページがありましたが、講談社版にはそれがなく全頁モノクロです。 ■講談社版には各話の扉絵が収録されています。秋田文庫版にはありません。 ■秋田文庫版には各巻に解説が寄稿されています(ちなみに1巻は荒俣宏、2巻は出崎統、3巻は手塚眞)。講談社版にはありません。 ■講談社版は2巻の末に手塚治虫本人のあとがきが収録されており、連載の開始と終了の経緯が語られています。秋田文庫版にはありません。 . 講談社版は印刷の質があまり良くないと感じたので、評価を低めにしました。 全2巻というコンパクトさや作者あとがきを求める方には講談社版、印刷の質を求める方には秋田文庫版をお勧めします。