ユーゴスラヴィアの現在の情勢とその背後にあるこれまでの歴史を理解するのは、その複雑さに骨が折れるが、新書という限られたページ数のなかで、かなり理解が進んだ。著者は新版の「はしがき」を書く前に惜しくも亡くなられたが、門下生の研究者らが校正作業を引き継いで刊行に至った旨が「あとがき」に追記されている。