ショッキングな副題通りの本です。天草は近世の頃も明治にはいっても、堕胎や殺児がなかったという。日本の村むらはどこでもそのような間引きをして人口を整えてきた。でもここはその風習がなかったという。そのため人口がふえすぎて、他国への出稼ぎ無しには暮らせぬ様になった、という。挙句、少女は何も知らぬまま売られて行く。「いんばいになるか、死をえらぶか、といわれたら、死ぬんだった。うちは知らんだったとよ、売られるということが、どげなことか」と少女に言わしめる。何たることよ。感想なんてない。ただ絶句した。