「悪戯編」完結です。複雑で綿密な最良のミステリーでした。 しっかりと描かれた長編作で最後も綺麗に終わっているのですが、やはり読後は気分が落ちます。 子供の残虐さの責任の在処を大人はきちんと認識しなくてはいけない。 まるで青木の事を神様のように慕いながら、自身の残酷さ・狡猾さを利用する光は本来ならまだまだ守られるべき子供だ。子供が主題の時の「秘密」はいつも怖いくらい冷たく残酷だ。 薪はいつも青木を支える。青木は罪を憎み恐れながらも光を抱きしめる。 登場人物、全てが哀しい。 でも、薪の言葉に救いは見えた。