不完全さの魅力

以前からいろんなお店のDVDコーナーで目についていた作品でした。とても美しい作品、と、ジャケの裏には書いてあったので、メトロポリス的な建築物を全面的に押し出し、人物もマネキンのような美しさの、造形的な美を思い浮かべ、いつか観てみたいなぁと思っていました。 でも実際観てみると、たしかに映像は凝っていましたが、どちらかというとドラマに美しさがあったような気がします。SFですがヒューマンドラマ的要素が強いです。そして、登場人物は皆人間的で不完全です。好きなシーンは主人公がコンタクトを落としてしまい、でも目が見えないことは言えずに車がビュンビュン走る車道を歩くシーンです。それから他にもありますが、ネタバレになるので書けません。 主人公ではありませんがジュード・ロウの撮り方がかなり綺麗です。ギリシャの彫刻みたい。あとユマ・サーマンも素敵。 イーサン・ホークはどちらかというと眼鏡でキメてない格好が好きです。 なお、補足ですが、メトロポリスもドラマに大変なメッセージ性を持っています。ストーリーと映像は合致していて、ストーリーにもかなり感動しました。ただし映像も相当に強烈に脳裏に刻まれるため、映像的な映画として自分では記憶しています。(世間一般でもそのように受け取られているようです)つまりはかなりの傑作です。ちょっと似てなくもないのでガタカがいいなと思ったらチェックしてみても良いかも。 尚、実はこの作品はテレビで一度観ました。「告白」というDVDを貸してくれた職場の方に貸すために買いました。