情報精査の大切さ

三橋氏曰く『今の日本の問題点のほぼ全ては、情報の歪みに起因する。』 まさにそのとおりと感じています。 新進気鋭の二人の論者による対談形式の著作。 この二人に共通するのは、ネット界で認められた存在と言う点。 ネットでの論議はまさにピンキリであり、不毛なものも多い事は事実。 だが、一次情報に携わる人間も直に討論に参加しており、如何にマスコミ情報が報道する側の都合なされているのかが判る。 ネットでの論議では『ソース(根拠)は?』と問われ、いい加減なことを言うとあっという間にバカにされ無視されてしまう。 その奥深さ、リアル感はメディアがどうあがいても及ばないでしょう。 TVの討論番組など見る価値がないと感じてしまいます。 そんな世界で『カリスマ』と認められた二人です。 この本では混迷する世界経済について、欧州、アメリカ、中国と周辺途上国、そして我が国日本をそれぞれ取り上げ、様々な視点から分析しています。 マスコミによく登場している経済評論家と一番違うのは 【イメージで煽動するのではなく、根拠(データ)に基付いた判り易い解説】 【ではどうすれば良いのかをはっきりと提示している】 という点ですね。 これまでの『日本経済ダメダメ論者』の方々は『日本は借金大国だ!』『中国、韓国経済は凄い!』『グローバル化しないと日本は終わりだ!』とデータは見せず、あるいは見せても都合が良いものしか見せずに叫び続けてきました。 TPPに関しても(これは民主党に起因しますが)判断するのに必要な情報を提示せず、『バスに乗り遅れるな!』などイメージだけで推進しようとしています。 日本人は【性善説】が基本にあり、ちょっと前まではそれで成り立ってきましたが、相手(国、人)が同じ価値観ではないという事に気が付かなければならない状況になっています。 『TV、新聞は嘘を言うはずがない』などと未だ思っていませんか? マスコミのいう事を鵜呑みにして悔しい思いをしませんでしたか? 先の衆院選で民主党に投票し、今になって『騙された!』と思っている方はいませんか? 衆院選前にマスコミはちゃんと情報を提供してくれていましたか? 悔しい思いをしないためには騙されないよう 『何が正しくて、何が間違っているのか?』 『何を報道し、何を報道しないのか?』 メディアリテラシーを磨くしかありません。 残念ながらメディア情報だけではそれは無理です。