ある意味で斬新すぎる一冊

往復書簡を謳っていますが、全くその体をなしていません。二人の著者があまりに両極端です。 飯山氏の書簡は整然と書かれていて、論旨が明確な印象を受けます。また、氏の基本理念にも矜持が感じられ、個人的に好感を持てます。 一方の中田氏の書簡の印象は、文才がないの一言につきます。最終書簡で飯山氏の指摘しているとおり、中田氏の論旨は不明瞭で、文章は冗長に過ぎます。文章が冗長な印象をうける原因のひとつは、同じフレーズを不必要にくりかえす点にあると思います。加えて、句読点の打ち方がなっていないため、読んでいて度々癪に触ります。数行からなるパラグラフが、ほぼ一つの文章から構成されていることもありました。これらの点については、せめて出版社で校正して欲しかったです。 色々な意味合いで教訓になる一冊だと思います。