人間関係に悩んでいる方にお勧めです!

認知行動療法によって、自らの感情とそれに伴う自動思考をメモして(外在化・見える化)することを繰り返して、身の回りに起こる様々なことに伴う自分の感情を客観視できるようにします。 たとえば、ネトウヨに絡まれると即キレるのはなぜか?といったことをメモに書きだしてみます。怒りはどこから来るのかを考えてみます。ま、この例だと、考える必要もありませんが。で、自分が怒っているということを自覚します。さらに怒っている自分を、幽体離脱して上から見るというイメージをしてみます(マインドフルネス)。その怒っている自分をまるごと受け止めて、著者の書き方によると、ウンコを流すイメージで怒りを流します。 これを自分の中に起こる不安や恐怖の感情が出たときに繰り返します。そうすると、自分の感情を丸ごと受け止められるようになるようです。 これだけのことでも、メンタルが大きく傷ついている人には、1年から1年半くらいの時間がかかるようです。職場での私は、どれくらいかかるのでしょうか^^;人事異動を待つ方が早いかもしれません。 このように、日常で起こる様々な出来事から生まれる自分の感情をうまく処理できるようになったら、スキーマ療法に進みます。 過去のつらい体験から作られた早期不適応スキーマから作られるモードを、ハッピースキーマに書き換えていくというのが、簡単に言えばスキーマ療法です。 このスキーマが作られる過程を思い出す作業は、メンタルが壊れてしまった人には過酷なものなので、まずは安心できる状況を確保します。 そのうえで、過去のトラウマを思い出しながら、乗り越えられるイメージを繰り返し自分に植え付けていくという地道な作業を繰り返しますので、とても時間がかかります。それだけ、幼少期から思春期にかけてのつらい体験は、その後の人生に大きな影を落とし続けるのですね^^;トラウマおそるべしです。 このような若干理解しにくいものを、架空の人物を使いながらわかりやすく書かれている本書は、専門家でない私のような人間にもとても理解しやすかったです。 メンタルがやられていることを自覚している私のような人間だけでなく、なんか人間関係がうまくいかないな、くらいにしか思っていない方でも、一度読んで、自分の過去を振り返ってみるといいのではないでしょうか。