三十路目前の引きこもりニートなんて…どうしよう、息子がこうなったら…なんて変な心配しながら読みましたが、少しずつ仲間を増やして、島の人とも交流して、自立を果たしていく成長物語でした。加納朋子さんの本、学生時代時代からずっと読んでいます。ここ何年かで文庫になった作品では「いつかの岸辺に跳ねていく」が一番好きですが、この本も読後感がよくて、普通はきっとこんなふうにうまくいかないんだろうけど、希望が抱ける素敵な物語でした。