【ネタバレ注意】因縁の谷原戦の続き。大学生サークルに鍛え上げられた墨谷は、近藤の球威とコントロール、そして鉄壁の守備(倉橋を除く)により、谷原を難なく5回コールド、パーフェクトに下す。続く第2戦の相手はこれまた因縁の強豪、川北。恵まれた体躯を武器にパワーで押し通そうとする川北に対し、ピッチャーのイガラシは、川北のカット戦法により球数を増やしつつも真っ向勝負でねじ伏せる。小兵揃いの墨谷は打撃面でも川北と四つに組み合い、試合は両者無得点のまま7回へ。谷口は打者にミート打法を指示し、イガラシのタイムリーでついに均衡が破れる。途中で挟まれる、川北戦前の谷口と倉橋との冷やし中華〜かき氷デート(?)の様子が、けっして試合一辺倒ではないオリジナルの世界観を彷彿とさせてくれる。予備校の女の子たちが谷口の応援に球場を運ぶなど、オリジナルにはない設定も顔を覗かせるが、以前に比べて抑制が効いており、特段邪魔には感じさせない。コージィ城倉先生へのバトンタッチ以降では、オリジナルの雰囲気を十全に維持した稀有な巻とも言えるのではなかろうか。
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