簡潔でわかりやすい日本語で書かれていて読みやすい、著者の誠実な人柄の感じられる名著。 地方の市政はどうあるべきなのか、気を衒うことなく安直な解決策に走ることなく真っ直ぐに向き合っていて、勉強になる。 最近はとにかく速いこと、大きいことが良いこととされるが、そういう価値観だといずれ、人間個人としても集団としても限界を迎えることになり、それはそのまま閉塞感につながってしまう。 地方はどうあるべきか、というテーマだが、個人としてどう生きるべきかという問いに対する答えのヒントになるところも多い。 昨今の心をギザギザさせるような本に疲れた人はぜひ手に取ってみてほしい。