全国大会準々決勝、因縁の富戸中戦の続き。丸井がベンチに忍び込み、近藤にあれこれとけしかけるところまでは前作同様だが、本巻での丸井は不思議に物分かりがよくなっている。しかもこの話は、ちばあきおによる前作からの置き土産、すなわちレガシーの創出という筋をきっちり回収することで、ずいぶん性急な店じまいとなる。その後に続くのは……『プレイボール2』最終巻をご覧の方のお察し通り。そしてそれにより、丸井の物分かりがよくなった原因もなんとなく推察される。続きが読めることはもちろんうれしいのだが、なぜ『プレイボール』や完全な新作ではなく、『キャプテン』なのだろうかという疑問は残る。「トッポい」女の子キャラが出てくるところが新鮮で、このあたりが、キャプテンおよびプレイボール的世界観の枠内ギリギリでの、コージィ城倉らしさの表出なのかもしれない。
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