親友・正岡子規、漱石の門人たち、鏡子夫人、はたまた一読者まで幅広い宛先の書簡集。それぞれの書簡には、漱石の誠実さ、優しさ、皮肉、ユーモアが溢れていて、味わい深い内容です。漱石の作品に対する批判への実を尽くした書簡、英国留学中に返信を余り寄越さない夫人への遠慮ない憤りの表現など、意外な漱石像が見つかるかもしれません。