歴史の流れと個人
ペリー来航時、オランダ語主席通詞としての重責を果たした堀達之助。だが、時代のニーズは、無情にもオランダ語から英語へと移ろっていったのである。
彼はそのような趨勢の中でも、日本初の本格的な英和辞書「英和対訳袖珍辞書」を編纂したり、明治初年においては実務においてその語学力生かして職務に励んだ。
本作は、時代の趨勢や歴史の波に翻弄されたテクノクラートの劇的な生涯を描いたものである。
補足となるが、堀達之助が辞書編纂事業をしていた時の彼のスタッフには、西・箕作(孫)といった近代日本の礎を築いた巨人達の若き姿が見られる。
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