第1話では、公民倫理を笠に着て生徒に講釈を垂れる高柳が久々の復活。かと思いきやそれ以後は、先哲の教えはただの添え物、または権威付けによる発言の補足程度の役割しか与えられていない。古代ギリシア以外の源流思想や日本思想、ルネサンスなど、これまで取り扱われなかった題材が中心で、ボランティア三要素という現社分野のトピックも新たに出現し始めている(ネタ切れか?)。以前の巻にも感じられたことがあるが、生徒に対する高柳の関わり方にブレがあるせいか、高柳という人物がくっきりした像を結んでこない印象も受ける。また、時折藪から棒に挟まれる、姿の見えぬママに呼びかける女子大生?の頁が謎。おそらくは将来の話題の伏線なのだろうが、この作品のような各話読み切りスタイルを基本とする漫画では、いくぶんノイジーにも感じられる(何度も読み返すはめに陥った)。
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