Webアプリのコード例が最悪

別の言語を使っていたが、新たにJavaを覚える必要があり、Spring BootのWebアプリケーション開発の部分まで少し書かれていることに期待して購入。 ただし、章構成が一般的ではなく、わかりにくさを感じる。 オブジェクト指向の言語であるJavaの解説であれば、クラス、オブジェクトの概念や文法をしっかりと解説するはずのところ、始めの部分で急にレコードの説明を始めたと思ったら、クラスの解説はかなり後半まで出てこなかったりする。 また、IntelliJ IDEAの説明に紙面を割きすぎているとも思う。通常のコマンドでどのように行うか?の解説がほしいのに、あらゆる操作がIntelliJ IDEAのUIを使用した解説ばかりで、コマンドでの基礎が身につかない。 期待していたSpring Bootの章は、特に最悪。 簡単なWeb APIとHTML, CSSでWebアプリを作ることになるが、Web APIの設計がRESTの原則を完全に無視している。 ・DBへのデータ追加/変更/削除を行う場合では、Web APIは本来はPOST/PUT/DELETEといったHTTPメソッドでのリクエストを受けるべきだが、コード例では全てGETメソッドとなっている ・エンドポイント(URL)は、本来は「/tasks」というリソース名が書かれるべきだが、「/add」や「/delete」という命名のコード例が書かれており、リソースが意味不明になる Web APIに触れたことがある人であれば、一目でおかしい(保守性が悪い、バグを生むリスク)と思えるコードが平気で掲載されており、筆者(たち)のWeb APIに関する初歩的な知識が欠如しているか、原則を無視した雑な実装をする人たちなのだと思う。この内容で「プロになる」というタイトルはいささか過剰だ。 紙面の都合上でPOST/PUT/DELETEといった、他のHTTPメソッドの詳しい解説が載せられないのかもしれないが、それだとしたら断りがあるべきだが、一切説明がないままGETメソッドだけを頑なに使う。 動けばいい、という雑な考えの設計を行う筆者の書籍と思ったため、書籍全体の信頼性も疑問に思い始め、別の書籍を購入した。 この本での初学はおすすめしない。