スティーブン・J。グールドのエッセイ集などが好きで、購入しました。
相変わらずのグールド節がさく裂し、細かすぎる突っ込みが魅力です。
ただ、書かれているのは非常に恐ろしい内容です。
正確な科学的データの解釈が、人種(生物学的な意味はない)・民族間の差別を正当化するために、イデオロギーや偏見で簡単にゆがめられてしまう例がいくつも出てきます。中には現在でも影響のあるものも。しかもその多くが、改ざんなど意図的なものでなく無意識に行われていることがさらに恐ろしい。
現在、科学的に常識だと思われていること(特に社会需要益に沿っていることやブームになっていること)を、そのまま受け入れるのではなく、一度疑ってみることの大切さに気付かせてくれる本。
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