自分が十代だった頃の状況とは全くかけ離れた、仮に自分がそうしたくても絶対に許されなかったような青春の日々を送るティーンエイジャーたち・・・しかし、そもそも小説の醍醐味とは、自分には絶対にあり得なかった別の生き方を追体験できることなわけです。一見、享楽的に生きているような高校生が、自分の親が末期がんとわかった時、尊厳死について真剣に考えたりする様子にも好感が持てました。