使命感より人間愛によって祓う

他の多くの方たち同様、私も映画を先に観て、ごく最近さるYouTubeにて(佐藤愛子氏の娘さんが絶賛)原作があることを知り(ちょっと怖くて迷いましたが)読むに至りました! いい読書タイムでした~! 時々「うっ…!(これが苦手、これが…)」と思うシーンはありましたが。 実話ベースということで、やはり完全フィクションとは重み・深みが違います! 映画のほうは少し説明不足な部分がありました(私にとって)が、原作を読んで「なるほど…そういうことだったのね」と。 科学・物理学・現代医学(精神医学ふくめ)・宗教学の信奉者である(ちょっと頭の硬い)カラス神父が、ずーーっと迷いながら目の前の現象をどう解釈すべきか悩みつつ進んでいくのに対し、作品後半であらわれたメリル神父は、すでに悪霊との戦いを体験ずみ、必死でわかりやすく説明しようとするカラス神父に対し「説明の必要があるのかね!?」と一言のもとに事態を把握…出場場面は少なかったものの彼のいさぎよさ、すでに死を覚悟して少女を救いにおもむく、あの人間愛……惚れてまうやろ!! 作中人物の中で彼が最も魅力的、と感じたのは私だけでしょうか? 神父2人の犠牲はあったものの最終的には少女も母親も救われ、執事もメイドもアシスタントも無事で読後感もぜんぜん悪くない。 1言でいうと『愛(人間愛)の物語(実話)』です!