今回は、鉄子の鍛冶屋を店番してた万事屋が勇者と魔王の刀を預かってしまう話、たまとたばこ自販機のちょっと心が温まる話、新八がメガネ新調したら守護霊が見えるようになって運動会がカオスになる話など、前半は過去の話とかぶる既視感があった為かあまり面白みを感じなかったのですが、後半のシリアス長篇は引き込まれました。
定々公の一件により幕府内で身が危険となった将軍を逃がす為に複数の影武者を使うのですが、それらを護衛するのは万事屋・真選組・そして元御庭番衆の忍たち。味方だと思っていた奴がなんと将軍の首を…!? 忍たちの化かし合いによって読者の自分まで騙され、先の読めない展開にハラハラしました。敵側には将軍の反対勢力である一橋派を利用しようとする高杉の影。そして今回の見どころはなんといっても神威と沖田の戦闘シーンです。強者同士の戦いはヤバいですね。空知先生のセリフのないバトルシーンは静と動を感じさせる絵で迫力がありつつ、手足や武器がどうなってこういう動きになったのかというのがすごく丁寧でわかりやすいので見応えがあります。過去を掘り下げながら、そして別々の場所で行われているバトルを同時進行させながら本筋の事実に迫っていくという話の進め方も流石ですね。最後は「将軍かよォォォ」で次巻に続くので早く続きが読みたいです。
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