1.一つの技から展開する多彩な応用・変化技。 例を挙げると、小室氏の代名詞にもなったコムロックの技術解説は殊に圧巻です。 胴絡み(ガードポジション)から仕掛ける、双手刈(タックル)で来た相手に合わせる、袖車との連携、コムロックから突っ込み絞め、十字絞め、三角絞め、腕関節技への変化などなど、 どの技の項目も読んでいて圧倒されるほど、応用・変化技の解説が非常に多彩です。 2.アドバイスの分かりやすさ。 「送襟絞は、ビンのフタを開けるイメージで手首を使う」「袖車絞は、両足をカエルのように開いてバランスを取る」など、 短い説明でコツが頭にスッと入り、非常に分かりやすいテキストです。 3.「どうすれば出来るようになるか」が分かる。 寝技の攻防で自在に動けるために不可欠な、各種体捌きの練習法が充実しています。 寝技は手順を覚えても、まずはその手順どおりに自分の体が動かせないと技は掛かりませんから、これはとても有り難い事です。 4.コラム欄も必読。 著者の小室氏の生い立ちと柔道人生、技術論、練習上のアドバイス、ボディケアの重要性や技の歴史など多彩な話題で、こちらも非常に読み応えがあります。 本当に基礎的な体の動かし方から懇切に解説されているので、寝技を始めたばかりの人も、遠慮せずに一読される事をお勧めしたい一冊です。