著書のレビュー

DXと言えば、巷で溢れるバズワードを並べたような記事や書籍が多い中で、この著者は国内ITベンチャー企業・外資系大手IT企業・外資系ITベンチャー企業を経験した後、パイオニアや現在所属する小林製薬という、日本の大手製造業のCDOとして活躍されているだけあり、日本の大企業に対するリスペクトを持ちながら、変えるべき部分をその組織の中で通じる言葉として伝え、そこで可能な行動計画に落とし込んでいるところが素晴らしいと思いました。 また、知り合いのショップを手伝う事で、経営・プロモーション・資金繰り・採用等、まさに経営者としての擬似体験を勧められ、自らも行っているというところに、実践者としての説得力がありました。 そして、CDOの立場は、現場に出向き、現場の実態を知り、現場の困り事を自ら実感した上で、現場の代表者として、経営者にわかる言葉で説得するという事で、理想ではありながらも多くの企業ではなかなか出来えていない事をやり遂げるために、敵を作らず説得するコミュニケーション力があるのであろうと推察します。 このような方々が、もっと日本社会に増えていく事を期待しています。