「成長なき世界」を生きるために

「2030年アパレルの未来」を購入したのが、2019年6月。日本の10年後を予測してるのだが、想定外の二つの変化があったという。一つはマクロ環境変化の影響、二つめは気候変動の加速・深刻化である。 それから5年が経ち、「2040年アパレルの未来」の発刊となった。 ファッションは「未来の人間社会」を占う、という筆者は、アパレル業界に限らず、消費財やライフスタイル領域全般に厳しく提言・示唆する。 「成長なき世界」とは、おそらく大方の予測だろう。とすれば、それを回避するために、あるいは被害を最小限に抑えるために、どのような質的転換による回復が可能か、処方箋も含めてトップコンサルタントらしく懇切丁寧に解説する。タイトルはアパレルとうたっているが、他ジャンルで活躍する人にとっても、十分参考になること請け合いである。 いまを生きている人にとって、必読の書といえる。