3人の少女、それぞれの未来

1930年代のロンドンで、身寄りも血の繋がりもない女の子の赤ちゃん3人が放浪癖のある化石学者に引き取られます。 3人は「フォシル」(化石のこと)という苗字を名乗り、それぞれが歴史に名を残すような人物になろうと誓い合います。 際立つ美貌の長女、車や飛行機が大好きな次女、何よりも踊ることが大好きな三女、そして彼女たちを取り巻く優しく魅力的な人々の描写が素敵で、大人の方にもおすすめです。 3人が成長してそれぞれの道を選択するラストでは『赤毛のアン』を読み終えたときのような、眩しさと同時に寂しさが胸に迫ります。 にもかかわらず星を1つマイナスしたのは、どの世代が読むのであれ、字が小さすぎることです。いまどき、文庫本でももっと字が大きいですよ。