紳士服(スーツ)の歴史と伝統を学べる良著。 内容はスーツの歴史にとどまらず王室の歴史、園芸、小物など多岐に渡り、直訳調の翻訳も相まって「読みやすい」とは言い難い。しかしその分、咀嚼しながらじっくり読んでいくと大いに勉強になるし、自分が格好良いと思っていたスーツの着こなしがいかに非伝統的で「間違った」ものであったかを思い知ることとなった。 筆者はかなり保守的で、表現に毒がある部分も少なくない。好みは人それぞれかもしれないが、スーツスタイルを好む男性ならば持っておきたい一冊ではないか。