就活の実情
この著者の意見には賛否があるところですが、まずまず、大学周りの実情について、率直に書かれていると感じます。よく、ランクの低い大学を採り上げることで、まるで差別のようにも受け取る向きもありますが、そうした多くの低ランク大学の必要性を説き、共感もされていると思います。
さて、本書ですが、基本的には、最近の就活事情について、かなりよく実際のところが書かれているように感じます。
前著にもありましたが、近年のいわゆる事務職や一般職の減少や、特に女性の就職についての状況の変化については、よく見ておく必要がありそうです。
一方、今年になって新型コロナウィルスが蔓延したために、就活は、一部の企業を除いて、採用活動の低下が見られます。特に、エンタメ、航空、飲食など。特に、飲食関係は、むしろ人材不足で、行き場を失った学生の受け皿でもあったため、早期に内定し損ねた学生にとって、現在は、大変つらい状況になってきています。
かつての、リーマンショックのときよりはまだましかとも思いますが、来年に予想される採用状況等も、大変厳しいようで、なんだかリーマンショックの頃を彷彿とさせるものがあります。当時、正規雇用を獲得できなかった人が、今日において、大変苦労している状況を考えますと、何とかならないかと思います。
他のユーザのコメント