〈ある日の昼下がりのことだった。
朝まで原稿を書いていて、自宅のベッドで寝ていた僕は、ふいに鳴りだしたスマホの着信音に叩き起こされた。
仕事仲間はこちらの生活リズムを知っているから、あまりこんな時間には電話を鳴らさない。いったい誰だろう?
ディスプレイに映し出された名前を見た瞬間、僕の心臓は誰かに掴まれたようにギュッと縮んだ。
“これ、夢じゃないよな? いま、俺、たしかに起きているよな?”
震える手で通話ボタンをタップする。
「もしもし……」
「小島さん、ご無沙汰してます。25年ぶりぐらいですかね?」
電話口から聞こえてくるその声は、あのころとまったく変わっていなかった。懐かしさで胸がいっぱいになり、気がついたら、もう涙がポロポロあふれて、止まらなくなっていたーー。(プロローグ〜それは「幻の男」を探す旅からはじまった〜より)〉
序章 〜それは「幻の男」を探す旅からはじまった〜
第1章 W☆ING誕生と3人の男
第2章 世界格闘技連合・W☆ING
第3章 バルコニーからの新星
第4章 炎と五寸釘の小惑星
第5章 窮地を救う彗星
第6章 六等星の流れ星
エピローグ 〜30年目の10カウントゴングに代えて〜
[特別収録1]W☆INGプロモーション旗揚げ30周年記念単独興行「血と汗と涙のWE LOVE W☆ING」座談会 ”元代表”茨城清志×”爆弾男”金村ゆきひろ×”元リングアナ”大宝拓治×”元レフェリー”畑山和寛
[特別収録2]W☆ING全戦績〈完全保存版〉


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