青山大学の福井教授が、株式投資では、一般的に、資本コストを用いて銘柄選択を行うことがこのましいとされているが、実際には資本コストは変動するものであり、必ずしもそうではないとするのが、本書の狙いとしている。書名の「たかが会計―資本コスト、コーポレートガバナンスの新常識」からは、会計は万能でないイメージを感じるが、そうではなく、反対に、資本コストや、コーポレートガバナンスばかり追いかけて議論するのではなく、しっかり会計の基本知識を身に付けるべきと本書を読んで思われた。