主人公が育った家庭には両親が決めた一種独特の、かつ厳格なルールがあるので家に帰ってもくつろげず、ますます疲れてしまう・・・姫野カオルコ氏の小説の定番ともいうべき設定に(私も含めた)一部の読者は「うん、わかるわかる」と頷くわけです。青春時代の嫌な思い出を「燃えないゴミの日に出し」、それが「粉砕機にかけられる」という表現が印象に残りました。青春時代だけでなく、大人になってからの嫌な思い出もそんなふうにできたらいいですね・・・。