6つの短編、いずれもちょっぴり怖く、かつ引き込まれるストーリー。例えば「窓辺の蛾」は教え子の女子学生がストーカー化する話です。自分を愛してくれず、拒否する男Xの他に、彼女は男Yとも男Zとも付き合っており深い関係にもなっている。いわばYともZともそれなりに楽しくやっているのに、あくまでもXを追い求めるというのは・・・ほとんど「こだわり行動」の対象にしているだけなのでは?みたいな感じです。「こだわり」の対象にされる方はたまったものではない、みたいな。心理描写が楽しめます。