丹波哲郎の伝記やそれに類するものはこれまでに幾つか刊行されているが、レビュー者は本書によってが同氏の生涯を詳しく知ることになった。台本を読まずに遅刻ばかりするという同氏のイメージであるが、『砂の器』はしっかり台本を読み込んでいたとのエピソードには感銘を受けた。