ほろ苦い想い出を懐かしみ今も続ける
誰にでもある青春時代。明るい青春ばかりが青春ではなく、筆者同様暗い青春を送ってきた人であれば(少なくとも私自身はそうだった)この作品は是非お勧めしたい。筆者が言うところの中学10年生とは言い得て妙で、私自身もまた中学15年生くらいのときにあの熱狂に身を投じて今に至るので、映画上映を前に是非読んで欲しいという筆者のリツイートを前に普段はあまりしないことだが先に原作を読むことにしました。
作中にもあるように、あの頃のハロプロメンバーたちと握手するようなイベントはほぼなかったため、松浦亜弥さんのイベントに行ったときの筆者の反応というのが自分の体感と大体同じでとても笑いました。恐らくはこのシーンが演じられますが、映画化に際して松浦亜弥さん役にハロプロの後輩で次世代を牽引すると思われるBEYOOOOONDSの山崎(正確にはたつさき)夢羽さんが登場する以外に現役のハロプロメンバーの出演はありませんが、あくまでもヲタク群像劇(思い切り良い言い方をすれば)を物語にしています。小説のようなものを想定していましたが、マンガとコラムを併せたような作風なのでとっつきやすいと思います。
当時を懐かしむもよし、ヲタクという世間的に底辺とされる生き方をしている存在=ハロヲタがいてこそ今のハロプロやアイドルグループの隆盛に繋がる歴史の一部を学ぶもよし、けして他人様に誉められることはないけど生き様として胸を張り、張ってきた経験から筆者の想いが伝わってきました。
作品に出てくる人たちは一癖も二癖もある人々ですが、敷居を跨げば七人の敵ありと言われるような世知辛い世の中で仕事や環境に疑問を持ち趣味に走ることで子供の頃のような楽しみを見つけることが出来るためには筆者のように飛び込む勇気を持つことだと実感させられました。
同じ時代に全く絡むことのなかったヲタクの語りを聞いているような気分の中、最後に泣かされてしまうのは例え面識や縁がなくても仲間意識なんだろうな。
おすすめの一冊です。
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