最近の青年批判を社会学的・統計的な分析で反駁を試みた本です。過去と現在のアンケート比較で、平均的な青年には、ネット社会の弊害として指摘されているような友人関係の希薄化などは見られないという分析をしています。 確かに、その主張には一定の説得力はありますが、子どもや若者が起こす特異な事件の原因の解明にはまったく役に立たない分析と感じた。平均の比較ではなく、平均から外れた層の分析と、その根が平均的な青年にもあるのか否かの分析をしないと、本質には迫れないと思います。